【データで見るMLB】大谷翔平の2024年シーズン「1打席あたり」の年俸は?|史上初の50-50を達成した年の単価を計算

選手別年俸データ

ドジャースの大谷翔平選手が2024年シーズンに球団から受け取った年俸は、200万ドルです。この金額を、2024年のレギュラーシーズンの成績で割ると、打席、安打、本塁打、打点、得点、盗塁、四死球、三振の「1回あたりの金額」が出せます。契約の年平均額(7,000万ドル)で割った場合と並べて、その差を紐解きます。

※本記事の年俸は、NBCロサンゼルスが報じた2024年の現金ベースの年俸(200万ドル)と、契約総額7億ドルを10年で割った年平均額(7,000万ドル)を使っています。成績はBaseball-Referenceの2024年レギュラーシーズンの数字です。「1回あたり」の金額は、年俸を成績の回数で割った当サイトの計算値です。


前提:年俸が2つある理由

大谷選手の10年7億ドルの契約は、毎年の年俸7,000万ドルのうち6,800万ドル(総額6億8,000万ドル)を、2034〜2043年に利子なしで後払いする内容です。このため、金額の見方が2つあります。

  • 現金ベース(200万ドル):2024年に実際にドジャースから受け取った額です。
  • 年平均額(7,000万ドル):契約総額を10年で割った額で、ぜいたく税などの計算の基準になります。

後払い分は将来受け取る権利であり、2024年に手元に入るお金ではありません。そこで、両方の基準で計算します。

2024年シーズンの成績

ドジャース移籍1年目のシーズンです。

項目数字
出場試合数159試合
打席数731打席
安打197本
本塁打54本
打点130点
得点134点
塁打411塁打
盗塁59個
四球(故意四球を含む)81個
死球6個
四死球(合計)87個
出塁(安打+四球+死球)284回
三振162個

1回あたりの金額(打撃)

項目回数年俸200万ドルで割ると年平均額7,000万ドルで割ると
1打席あたり731打席約2,736ドル約9万5,759ドル
1安打あたり197本約10,152ドル約35万5,330ドル
1本塁打あたり54本約37,037ドル約130万ドル
1打点あたり130点約15,385ドル約53万8,462ドル
1得点あたり134点約14,925ドル約52万2,388ドル
1塁打あたり411塁打約4,866ドル約17万316ドル
1出塁あたり284回約7,042ドル約24万6,479ドル
1盗塁あたり59個約33,898ドル約119万ドル
1四死球あたり87個約22,989ドル約80万4,598ドル
1三振あたり162個約12,346ドル約43万2,099ドル

年俸200万ドルで見ると、1打席あたり約2,736ドル、1本塁打あたり約37,037ドルです。年平均額で見ると、1本塁打あたり約130万ドルになります。

安打の内訳(単打・二塁打・三塁打・本塁打)

197安打を内訳で分けると、単打98本、二塁打38本、三塁打7本、本塁打54本です。

項目回数年俸200万ドルで割ると年平均額7,000万ドルで割ると
1単打あたり98本約20,408ドル約71万4,286ドル
1二塁打あたり38本約52,632ドル約184万ドル
1三塁打あたり7本約28万5,714ドル約1,000万ドル
1本塁打あたり54本約37,037ドル約130万ドル

三塁打は7本と少ないため、1本あたりの金額は約28万5,714ドルと、単打(約20,408ドル)の14倍になります。

読み解き

1安打の単価は、1三振より低くなっています。 年俸200万ドルで割ると、1安打あたり約10,152ドル、1三振あたり約12,346ドルです。安打(197本)が三振(162個)を上回ったためです。

1本塁打の単価は、1打席の約14倍です。 本塁打は731打席のうち54回、約13.5打席に1本のペースなので、その分だけ単価が上がります。

1打点あたり約15,385ドル、1得点あたり約14,925ドルです。得点(134)が打点(130)を上回るため、1得点のほうが低い単価になっています。打点と得点は、前後の打者や走者の状況に左右されるため、参考値です。

1塁打あたりは約4,866ドルです。単打は1塁打、二塁打は2塁打、本塁打は4塁打として数えるため、長打が多い年ほど塁打の総数が増え、1塁打あたりの単価は下がります。2024年の134得点と411塁打は、Baseball-Referenceの集計でメジャー全体で最多です。

出塁(安打、四球、死球の合計)は284回で、1出塁あたり約7,042ドルです。2025年も出塁はちょうど284回(安打172、四死球112)で、同じ単価になります。内訳は、2024年が安打197と四死球87、2025年が安打172と四死球112と異なりますが、出塁の総数が同じため、金額は一致します。

1盗塁の単価(約33,898ドル)は、1本塁打(約37,037ドル)より低くなっています。 盗塁(59個)が本塁打(54本)を上回ったためです。

四死球は87個(四球81、死球6)で、1四死球あたり約22,989ドルです。安打よりは高く、本塁打よりは低い水準です。

1試合あたりは約12,579ドルで、159試合に出場した計算になります。

投手としての登板はなし

2024年は、右肘の手術からのリハビリのため、投手としての登板はありませんでした。200万ドルは、打者としての報酬のみです。投手として先発した2025年・2026年の数字は、各シーズンの記事で扱っています。

読むときの注意点

  • レギュラーシーズンのみの成績です。 ポストシーズンの成績は含みません。
  • 159試合に出場し、投手としての登板はありません。
  • 打点、得点、勝利は、チームメートの働きにも左右される参考値です。
  • 出来高報酬は含みません。 年俸は基本給ベースです。
  • 「空振り」は三振で代用しています。 空振りの回数は、投球ごとの追跡データが必要なためです。
  • 四死球は、四球81個(故意四球を含む)と死球6個の合計です。出塁は、安打、四球、死球の合計です。また、731打席には、安打、四死球、三振のほかに、凡打などの打席も含まれます。

【まとめ】早見表

項目概要
2024年の年俸(現金ベース)200万ドル
契約の年平均額7,000万ドル
1打席あたり(200万ドル)約2,736ドル
1本塁打あたり(200万ドル)約37,037ドル
1本塁打あたり(7,000万ドル)約130万ドル
1打点あたり(200万ドル)約15,385ドル(130点)
1得点あたり(200万ドル)約14,925ドル(134点)
1出塁あたり(200万ドル)約7,042ドル(284回。2025年と同じ)
1盗塁あたり(200万ドル)約33,898ドル(59個)
1安打と1三振の単価1安打が約10,152ドル、1三振が約12,346ドル

個人的に印象的だったのは、2024年は盗塁(59個)が本塁打(54本)を上回ったため、1盗塁の単価が1本塁打より低くなっている点です。足でも長打でも稼ぐ大谷選手ならではの数字だと感じます。この年は、史上初の「50本塁打・50盗塁」、いわゆる50-50クラブを達成したシーズンでもあります。50-50クラブの創設メンバーであり、2026年現在も唯一のメンバーです。その前段階の40-40クラブには、史上6人目として名を連ねました(2026年にカブスのクロー=アームストロング選手が加わり、現在は7人)。またこの活躍もあり、ヤンキースを4勝1敗で破って、念願のワールドシリーズ制覇も達成しています。

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