2026年、ロサンゼルス・エンゼルスが62勝100敗でシーズンを終え、球団創設以来初めて「100敗」という節目に到達しました。これにより、MLB全30球団すべてが「過去に一度は100敗を経験している」ことになりました。各球団が最後に100敗を喫したのはいつなのか、一覧で振り返ります。
※本記事のデータは、The Rubber Match、Yahoo Sportsが報じた情報を基にまとめています。
全30球団「最後の100敗シーズン」一覧(最近順)
| 順位 | 球団 | 年 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 1 | ロッキーズ | 2026年 | 58勝103敗 |
| 2 | エンゼルス | 2026年 | 62勝100敗(球団史上初) |
| 3 | ホワイトソックス | 2025年 | 60勝102敗 |
| 4 | マーリンズ | 2024年 | 62勝100敗 |
| 5 | アスレチックス | 2023年 | 50勝112敗 |
| 6 | ロイヤルズ | 2023年 | 56勝106敗 |
| 7 | ナショナルズ | 2022年 | 55勝107敗 |
| 8 | レッズ | 2022年 | 62勝100敗 |
| 9 | パイレーツ | 2022年 | 62勝100敗 |
| 10 | オリオールズ | 2021年 | 52勝110敗 |
| 11 | ダイヤモンドバックス | 2021年 | 52勝110敗 |
| 12 | レンジャーズ | 2021年 | 60勝102敗 |
| 13 | タイガース | 2019年 | 47勝114敗 |
| 14 | ツインズ | 2016年 | 59勝103敗 |
| 15 | アストロズ | 2013年 | 51勝111敗 |
| 16 | カブス | 2012年 | 61勝101敗 |
| 17 | マリナーズ | 2010年 | 61勝101敗 |
| 18 | レイズ | 2006年 | 61勝101敗 |
| 19 | ブリュワーズ | 2002年 | 56勝106敗 |
| 20 | メッツ | 1993年 | 59勝103敗 |
| 21 | パドレス | 1993年 | 61勝101敗 |
| 22 | ガーディアンズ | 1991年 | 57勝105敗 |
| 23 | ブレーブス | 1988年 | 54勝106敗 |
| 24 | ジャイアンツ | 1985年 | 62勝100敗 |
| 25 | ブルージェイズ | 1979年 | 53勝109敗 |
| 26 | レッドソックス | 1965年 | 62勝100敗 |
| 27 | フィリーズ | 1961年 | 47勝107敗 |
| 28 | ヤンキース | 1912年 | 50勝102敗 |
| 29 | カージナルス | 1908年 | 49勝105敗 |
| 30 | ドジャース | 1908年 | 53勝101敗 |
エンゼルス:球団史上初の100敗
エンゼルスは2026年9月27日、シーズン最終戦でマリナーズに敗れ、62勝100敗でシーズンを終えました。これにより、MLBで唯一「100敗を経験したことがない球団」という記録を手放すことになりました。
2024年に99敗、2025年に90敗と際どいところで踏みとどまっていましたが、最終盤のマリナーズとの4連戦で最初の2試合に勝利しながら、残り2試合を落として到達してしまいました。
エンゼルスが2026年まで100敗を経験しなかったこと自体が、実は近年でも珍しい記録でした。全30球団の大半は、すでに2000年より前の段階で一度は100敗を経験しています。その中で「2000年以降になっても、まだ一度も100敗していない」という状態を保っていたのは、エンゼルスを含めてもわずか3球団(ロイヤルズ、ロッキーズ、エンゼルス)しかありませんでした。ロイヤルズは2004年に、ロッキーズは2023年に、それぞれ初めて100敗を経験し、最後まで記録を守っていたエンゼルスも2026年についに100敗に達しました。これにより、「2000年以降も100敗を免れていた球団」は、ついに1つも残らなくなりました。
なお、エンゼルスは2026年でAL西地区5位となり、3年連続の地区最下位。2014年以来、実に12年連続でポストシーズン進出を逃しており、これはMLB全体で現在最も長く続いている不振期間です。
「最後の100敗」が100年以上前の3球団
一方、表の下位(最後の100敗が最も古い)を見ると、球界の名門と呼ばれる球団が並びます。
- ドジャース:1908年(53勝101敗)
- カージナルス:1908年(49勝105敗)
- ヤンキース:1912年(50勝102敗)
この3球団はいずれも、最後の100敗から100年以上が経過しています。ドジャースとカージナルスはナ・リーグ屈指のワールドシリーズ制覇数(それぞれ9回、11回)を誇る球団であり、ヤンキースは27回という圧倒的な優勝回数を誇ります。長期的な組織の安定感が、この「100敗からの遠さ」にも表れていると言えるかもしれません。
直近5年に集中する「100敗経験」
表を見ると、2021年〜2026年の6年間だけで、実に12球団(ロッキーズ、エンゼルス、ホワイトソックス、マーリンズ、アスレチックス、ロイヤルズ、ナショナルズ、レッズ、パイレーツ、オリオールズ、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ)が100敗を経験しています。全30球団のうち4割が、この短期間に「底」を経験したことになります。
なお、2024年のホワイトソックス(41勝121敗)は、近代MLB史上最多の敗戦数を記録しており、今回の一覧でも突出した数字として記憶に新しいところです。
【まとめ】早見表
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 最も最近100敗した球団 | ロッキーズ(2026年)、エンゼルス(2026年) |
| 2026年に球団史上初の100敗 | エンゼルス(62勝100敗) |
| 「創設以来初100敗」が2000年以降の球団 | ロイヤルズ(2004年)、ロッキーズ(2023年)、エンゼルス(2026年) |
| 最後の100敗が最も古い球団 | ドジャース・カージナルス(ともに1908年) |
| 直近6年で100敗を経験した球団数 | 12球団(全30球団の4割) |
個人的には、エンゼルスがまさに「その年」に記事のテーマそのものを体現してしまったのが興味深いです。長年ぎりぎりで踏みとどまっていた球団が、大谷選手の退団後・新オーナー体制への移行期という節目のタイミングで一線を越えることになりました。オーナーが来年変わることで状況が変わることに期待したいです。一方で、ドジャースやカージナルスのように100年以上も「底」を知らない球団があることを考えると、勝ち続けることの難しさと、組織としての持続力の違いを改めて感じさせられます。


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