ドジャースの大谷翔平選手が2026年シーズンに球団から受け取る年俸は、200万ドルです。この金額を、2026年のレギュラーシーズンの成績で割ると、打席、安打、本塁打、打点、得点、盗塁、四死球、三振の「1回あたりの金額」が出せます。契約の年平均額(7,000万ドル)で割った場合と並べて、その差を紐解きます。投手としても登板しているため、1球・1イニング・1勝・1登板あたりの単価も出しています。
※本記事の年俸は、Sporticoが報じた2026年の現金ベースの年俸(200万ドル)と、契約総額7億ドルを10年で割った年平均額(7,000万ドル)を使っています。成績はBaseball-Referenceの2026年レギュラーシーズンの数字です。「1回あたり」の金額は、年俸を成績の回数で割った当サイトの計算値です。
前提:年俸が2つある理由
大谷選手の10年7億ドルの契約は、毎年の年俸7,000万ドルのうち6,800万ドル(総額6億8,000万ドル)を、2034〜2043年に利子なしで後払いする内容です。このため、金額の見方が2つあります。
- 現金ベース(200万ドル):2026年に実際にドジャースから受け取る額です。
- 年平均額(7,000万ドル):契約総額を10年で割った額で、ぜいたく税などの計算の基準になります。
後払い分は将来受け取る権利であり、2026年に手元に入るお金ではありません。そこで、両方の基準で計算します。
2026年シーズンの成績
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 出場試合数 | 135試合 |
| 打席数 | 618打席 |
| 安打 | 144本 |
| 本塁打 | 30本 |
| 打点 | 81点 |
| 得点 | 89点 |
| 塁打 | 268塁打 |
| 盗塁 | 11個 |
| 四球(故意四球を含む) | 81個 |
| 死球 | 7個 |
| 四死球(合計) | 88個 |
| 出塁(安打+四球+死球) | 232回 |
| 三振 | 152個 |
1回あたりの金額(打撃)
| 項目 | 回数 | 年俸200万ドルで割ると | 年平均額7,000万ドルで割ると |
|---|---|---|---|
| 1打席あたり | 618打席 | 約3,236ドル | 約11万3,269ドル |
| 1安打あたり | 144本 | 約13,889ドル | 約48万6,111ドル |
| 1本塁打あたり | 30本 | 約66,667ドル | 約233万ドル |
| 1打点あたり | 81点 | 約24,691ドル | 約86万4,198ドル |
| 1得点あたり | 89点 | 約22,472ドル | 約78万6,517ドル |
| 1塁打あたり | 268塁打 | 約7,463ドル | 約26万1,194ドル |
| 1出塁あたり | 232回 | 約8,621ドル | 約30万1,724ドル |
| 1盗塁あたり | 11個 | 約18万1,818ドル | 約636万ドル |
| 1四死球あたり | 88個 | 約22,727ドル | 約79万5,455ドル |
| 1三振あたり | 152個 | 約13,158ドル | 約46万526ドル |
年俸200万ドルで見ると、1打席あたり約3,236ドル、1本塁打あたり約66,667ドルです。年平均額で見ると、1本塁打あたり約233万ドルになります。
安打の内訳(単打・二塁打・三塁打・本塁打)
144安打を内訳で分けると、単打84本、二塁打26本、三塁打4本、本塁打30本です。
| 項目 | 回数 | 年俸200万ドルで割ると | 年平均額7,000万ドルで割ると |
|---|---|---|---|
| 1単打あたり | 84本 | 約23,810ドル | 約83万3,333ドル |
| 1二塁打あたり | 26本 | 約76,923ドル | 約269万ドル |
| 1三塁打あたり | 4本 | 約50万ドル | 約1,750万ドル |
| 1本塁打あたり | 30本 | 約66,667ドル | 約233万ドル |
三塁打は4本と少ないため、1本あたりの金額は約50万ドルと、単打(約23,810ドル)の21倍になります。
読み解き
1安打と1三振の単価が、ほぼ同じです。 年俸200万ドルで割ると、1安打あたり約13,889ドル、1三振あたり約13,158ドルで、差は約731ドルです。安打(144本)と三振(152個)の数がほぼ並んでいるためです。
1本塁打の単価は、1打席の約21倍です。 本塁打は618打席のうち30回、約20.6打席に1本のペースなので、その分だけ単価が上がります。
1打点あたり約24,691ドル、1得点あたり約22,472ドルです。得点(89)が打点(81)を上回るため、1得点のほうが低い単価になっています。打点と得点は、前後の打者や走者の状況に左右されるため、参考値です。
1塁打あたりは約7,463ドルです。単打は1塁打、二塁打は2塁打、本塁打は4塁打として数えるため、長打が多い年ほど塁打の総数が増え、1塁打あたりの単価は下がります。
出塁(安打、四球、死球の合計)は232回で、1出塁あたり約8,621ドルです。
1盗塁の単価は約18万1,818ドルで、1本塁打(約66,667ドル)の約2.7倍です。 盗塁は11個と、本塁打(30本)より少ないためです。
四死球は88個(四球81、死球7)で、1四死球あたり約22,727ドルです。安打よりは高く、本塁打よりは低い水準です。
1試合あたりは約14,815ドルで、135試合に出場した計算になります。
投手としての分は別枠
大谷選手は2026年、打者に加えて先発投手としても登板しています。ESPNの集計によると、14試合に先発して85回2/3を投げ、投球数は1,335球、対戦した打者は340人、95奪三振、8勝2敗、防御率1.79でした。
200万ドルは、打者と投手の両方の報酬です。打席だけで割ると高めに出るため、参考として投手側の数字も並べます。
| 項目 | 回数 | 年俸200万ドルで割ると | 年平均額7,000万ドルで割ると |
|---|---|---|---|
| 1球あたり | 1,335球 | 約1,498ドル | 約5万2,434ドル |
| 1打者との対戦あたり | 340人 | 約5,882ドル | 約20万5,882ドル |
| 1イニングあたり | 85回2/3 | 約23,346ドル | 約81万7,121ドル |
| 1奪三振あたり | 95個 | 約21,053ドル | 約73万6,842ドル |
| 1勝あたり(参考値) | 8勝 | 約25万ドル | 約875万ドル |
| 1登板(先発)あたり | 14試合 | 約14万2,857ドル | 約500万ドル |
1球あたりは約1,498ドルで、1イニングを投げるのに平均で約16球を使った計算です。1勝あたりは、勝敗が打線の援護にも左右されるため、参考値です。同じ200万ドルを、打者と投手の両方で割っているため、どの数字も実際より高く出ています。
読むときの注意点
- レギュラーシーズンのみの成績です。 ポストシーズンの成績は含みません。
- 9月に故障者リストへ入りました。 9月11日に発表され、9月8日にさかのぼって適用された後、9月23日に復帰しています。出場は135試合でした。
- 打点、得点、勝利は、チームメートの働きにも左右される参考値です。
- 出来高報酬は含みません。 年俸は基本給ベースです。
- 「空振り」は三振で代用しています。 空振りの回数は、投球ごとの追跡データが必要なためです。
- 四死球は、四球81個(故意四球を含む)と死球7個の合計です。出塁は、安打、四球、死球の合計です。また、618打席には、安打、四死球、三振のほかに、凡打などの打席も含まれます。
【まとめ】早見表
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 2026年の年俸(現金ベース) | 200万ドル |
| 契約の年平均額 | 7,000万ドル |
| 1打席あたり(200万ドル) | 約3,236ドル |
| 1本塁打あたり(200万ドル) | 約66,667ドル |
| 1本塁打あたり(7,000万ドル) | 約233万ドル |
| 1打点あたり(200万ドル) | 約24,691ドル(81点) |
| 1得点あたり(200万ドル) | 約22,472ドル(89点) |
| 1出塁あたり(200万ドル) | 約8,621ドル(232回) |
| 1盗塁あたり(200万ドル) | 約18万1,818ドル(11個) |
| 1安打と1三振の単価 | ほぼ同じ(約13,889ドルと約13,158ドル) |
| 投手としての1球あたり(200万ドル) | 約1,498ドル(1,335球) |
個人的に面白かったのは、現金ベースで見ると1本塁打が約66,667ドルなのに、年平均額で見ると約233万ドルまで跳ね上がる点です。同じ30本塁打でも、見る基準でこれだけ変わるのは、後払いという契約の仕組みがあるからです。


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